マンモグラフィ検査って知ってますか？
聞いたことありますよね？
では、実際どうやって検査するか具体的にわかりますか？？
そうです。
おっぱいをぺっちゃんこにつぶして、
板で挟んで写真をとる検査です。
想像してみてください。
マンモグラフィ検査、男性技師にされるの嫌すぎませんか？？
ただでさえ、恥ずかしくて痛い検査なのに、
そのマンモグラフィ検査を男性技師が担当するなんて。
受けるのやめますよね。。。
マンモグラフィ検査って痛いの？
そうね、痛いね
そんなに痛いなら弱い力で撮影してあげたらいいんじゃないの？
せっかく頑張って検査しても無駄になっちゃうよ
診療放射線技師歴18年の中堅技師きいるか（女性）が
診療放射線技師についてサクッとご説明いたします。
そもそもマンモグラフィってどんな検査？
マンモグラフィ＝乳房X線撮影検査
乳房に病気が隠れていないかどうかを調べる検査です。
右胸、左胸、順番に撮影します。
片方のおっぱいをしっかりつかんで、引っ張って、
できる限り広げて、薄くのばしたところを写真に撮ります。
それを片方ずつ順番に撮影していきます。
1方向写真を撮る場合と、2方向撮る場合があります。
1方向撮る人は右胸1枚、左胸1枚の計2枚。
2方向撮る人は右胸2枚、左胸2枚の計4枚。
検査は上半身裸で受ける施設が多いと思います。
おっぱいを上手に引っ張って伸ばさないといけないので、
検査を受ける人と技師の距離もめちゃくちゃ近いです。
こんなに近づいてする検査は他にはないと思います。
検査を受ける人は緊張している人がとっても多いです。
そして、既に検査したことのある友人に『めちゃくちゃ痛いよ』と脅されてくる人が多いです。
これが、マンモグラフィ検査です。
想像してください。
もし、このマンモグラフィ検査の担当が男性技師だったとしたら。
マンモグラフィ検査は女性技師が適任
マンモグラフィ検査は上半身裸でおっぱいを引っ張って押さえる検査です。
嫌な検査ですよね。恥ずかしいですよね。
だから、可能な限り女性技師が担当するほうが良い。
そうです。検査を受ける人のためです。
（女性技師がいない施設では男性技師が担当することもあります。）
でも、もう一つ女性技師が担当するほうが良い理由があります。
それは、痛がる女性のおっぱいを挟まないといけないからです。
『痛い！！痛い！！！痛いーーー！！！！！』
検査中に叫ぶ方も多いです。
そんな中でも、引っ張って広げて押さえなければいけません。
きれいな写真を撮るためです。
きれいな写真とは診断価値のある写真のことです。
病気が隠れているのかいないのか。
『大丈夫でしたよ』と言ってあげれる写真を撮るためです。
では、ここで問題です。
痛がる女性のマンモグラフィの写真を綺麗に撮れるのは男性技師、女性技師どちらでしょう。
答えは、ずばり、女性技師。
どんなに痛がっても、どんなに叫ばれても、きっちり押さえて撮影できるのは同性の女性です。
男性だと少しひるんでしまうんです。
普段より押さえる力を弱めてしまって、
見にくい写真になってしまったら検査した意味がないんです。
私の同じ職場の男性技師が言ってました。
『あんなに叫ばれたら、俺だったら、よぉ押さえられん』と。
女性のほうが思い切りがいいんですね。
もちろん、必要な分だけで、過剰に押さえることはありませんよ。
そして、男性技師だからダメとかでもないです。
女性技師はマンモグラフィ検査をしないといけないの？
そんなことはありません。
色んなモダリティの検査をできます。
ただ、マンモグラフィをできたうえで、
他の検査もできるようになる方がいいですね。
放射線技師として働きだしたら、
まず初めに基本のレントゲンを習得します。
そして、その後に女性技師はマンモグラフィを覚えることになるかと思います。
マンモグラフィが無い施設もありますし、一概には言えませんが。
女性技師＝マンモグラフィ じゃなくてもいいじゃないか。
もちろん良いです。
その場に他の女性技師がいるのなら。
その時マンモグラフィ検査がないのなら。
もしその時、女性技師があなたしかいなかったら、
あなたが撮影してあげてください。
放射線技師になってすぐに男性技師にできない業務を習得しちゃってください。
男性技師にしかできない業務なんてありません。
女性技師は何でもできます。
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