CT・レントゲン撮影時の服装って?

放射線技師

あなたは病院でレントゲン撮影したことありますか??

CT検査はどうでしょう?

『レントゲンでは、服を脱ぐように指示されたのに、

CTではそのままで撮影できると言われて良く分からない。』

って方もいるんではないでしょうか。

 

[st-kaiwa2]なんでCTはボタンがついていても服を脱がなくてもいいの?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1 r]画像に影響がないからだよ[/st-kaiwa1]

 

それぞれレントゲンやCT撮影時の格好について、

放射線技師のきいるかがサクッとお教えします。

 

CT撮影

CT撮影は、身体の断面写真。

つまり、身体の輪切り写真になります。

 

いくら、表面に飾りやボタンなどがあったとしても、

輪切り写真の表面に写ってくるだけなので、診断に影響がないのです。

 

ただ、金属はアーチファクトといって、邪魔な線が中央に向かって写るのでダメです。

よって、CT検査は撮影部位に金属が無ければ大丈夫です。

他の部位に金属があっても問題ありません。

 

胸部を撮影するのならば胸部に金属が無ければOKです。

 

頭部の撮影をするときは頭部に金属が無いようにして撮影します。

よって、ヘアアクセサリーやピアスがあれば外していただきます。

ちなみに、腹部の撮影をする場合は、横隔膜が入るように撮影します。

それが、ちょうど、ブラジャーのホックがある位置なんです。

『今日はお腹の検査ですけど。。。』と言われることがあるんですが、

ブラジャーを外してもらうのはこのためです。

 

CT撮影は検査部位に金属(ブラジャーや服のチャック等)がなければ

荷物だけ置き、そのままの格好で検査台に横になってすぐ撮影できます。

 

胸部・腹部どちらを撮影するにしても、

ブラトップにゴムのズボンは最強です(笑)

全部で5分もかからずに終わります。

 

造影検査を除きます。

 

X線撮影(レントゲン撮影)

ちなみに、CT撮影は撮影部位に金属が無ければ大丈夫です。

しかし、レントゲンでは服の装飾のプラスチックやボタンは、

全て取り除く必要があります。

 

レントゲン写真は体の平面写真になります。

撮影部位にボタンや金具があると、

見たい場所に重なってくるので取り除く必要があります。

 

そして、胸部写真を撮るときに注意点があります。

ボタンなどがついていないTシャツでも脱いでいただく場合があります。

それは、ロゴや絵が書いてあるTシャツです。

ペイント素材によっては、レントゲン写真に写ってくるものがあります。

 

写真を見た時に薄ーく『love』など、肺の上に重なって写っているのです。

写らないものもあるのですが、初めから脱いでもらうのがベストです。

 

再撮影、もしくは、こんなことで精密検査に回ってしまったら大変です。

まぁ、この辺は担当技師がしっかり対応するはずですが。

 

無地のTシャツを着ている場合はそのままで大丈夫です。

女性の場合は、ユニクロのブラトップなら大丈夫ですね。

 

MRI検査

MRIは検査室自体に金属を持って入ることが出来ません。

どの部位の検査とかは関係ありません。

 

[st-minihukidashi webicon=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#3F51B5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 -6px”]結論
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[st-cmemo webicon=”st-svg-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]

CT撮影は検査部位に金属が無ければOK

レントゲンは検査部位に何もない状態で!!

[/st-cmemo]

 

 

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