高濃度乳房ってなに?わかりやすく解説

放射線技師

【高濃度乳房ってなに?わかりやすく解説】

 

「高濃度乳房と言われました」

検診の結果を見て、
ちょっと不安になった方もいるかもしれません。

今日は、高濃度乳房について
やさしく、わかりやすく解説します。


 高濃度乳房とは?

高濃度乳房とは、

マンモグラフィで白く写る乳腺が多い状態のことです。

マンモグラフィでは、

・脂肪は黒く
・乳腺は白く

写ります。

乳腺の割合が多いと、画像全体が白っぽく見えます。
これを「高濃度乳房」と呼びます。

実は、日本人女性は高濃度乳房の割合が高いと言われています。
特に若い世代では多い傾向があります。

年齢とともに脂肪が増え、乳腺は少しずつ減ることが多いです。


 なぜ見つけにくいの?

マンモグラフィでは、

乳腺も白
がんも白

で写ります。

つまり、

白い背景の中に白い病変を探すことになります。

よく例えられるのが、

「雪の中の白うさぎ」。

黒い背景なら見つけやすいものも、
白の中では隠れてしまうことがあります。

これが、高濃度乳房で見つけにくいと言われる理由です。


自分が高濃度か確認する方法

「私は高濃度なの?」

確認方法はいくつかあります。

✔ 検診結果に記載されていることがある
✔ 医療機関で直接聞くことができる
✔ 自治体によっては通知がある

気になる方は、遠慮せず聞いて大丈夫です。

自分の乳腺の状態を知ることは、
今後の検診選びに役立ちます。


 高濃度乳房の人はどうしたらいい?

高濃度乳房は「異常」ではありません。
体質のひとつです。

大切なのは、

自分に合った検査を選ぶこと。

✔ エコーを併用するという考え方
✔ 症状があればすぐ受診
✔ 定期的な検診を続ける

マンモグラフィは石灰化に強い。
エコーは腫瘤に強い。

それぞれの役割を理解することが大切です。


ここで少し、技師としての話をさせてください。

高濃度乳房は「見つけにくい」と言われます。

でも、だからこそ
私たち技師の技術が問われる場面でもあります。

マンモグラフィは、ただ撮るだけではありません。

✔ 乳腺をできるだけ広げる
✔ 重なりを減らす
✔ 最適な圧迫をかける
✔ 石灰化が埋もれない角度を探す

同じ乳腺でも、
撮り方で見え方は変わります。

エコーも同じです。

✔ 乳腺の走行を意識する
✔ 見逃しやすい部位を丁寧に追う
✔ 小さな違和感を拾う

検診は、装置任せではありません。

技師の目と経験が働いています。そのために日々努力しています。


最後に

高濃度乳房だからといって、
過度に怖がる必要はありません。

大切なのは、

知らないままにしないこと。

自分の体を知ることは、
未来の安心につながります。

検診は怖い時間ではなく、
自分を守る時間。

あなたの体は、あなたしか守れません。

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