あなたはマンモグラフィ受けたことありますか??
1回受けたけど、めっちゃ痛かったあなた!
まだ1回も怖くて受けれていない、あなた!
できれば受けたくない検査ですよね。
お気持ち良く分かります。
奥さんがマンモグラフィはもう二度と受けたくないって言ってたよ
でも大切な検査だから受けてほしいんだよね
受けた方が良い検査なのはわかるんですけど。
って、声が聞こえてきそうです。
これまで何百人のマンモグラフィを
撮影してきたきいるか(女性)が
検査の受け方のコツを伝授いたします。
良いこと聞いた、やってみようを思ってもらえたら嬉しいです。
そもそも何であんな痛いことするの??
マンモグラフィはあなたのおっぱいに
隠れている病気を見つけ出す検査です。
おっぱいは、乳腺組織と脂肪組織でできています。
その乳腺組織の重なりをなくすように、
できるだけ薄く広げて押さえて撮影します。
重なりをなくすことで診断価値の高い写真を撮ることができます。
広げずにそのまま押さえても良い写真は撮れないんです。
そして、できるだけ広げても弱い力で押さえてしまうと、
せっかく広げた乳腺が元に戻ってしまって、
やはり良い写真は撮れません。
ちょっと、お米の袋を想像してみてください。
袋の中に青い米粒が1つ入っていたとしても、
そのままではわかりませんよね。
でも、お米を広げて重なりをなくしたら、
きっと見つけることができますよね。
痛いってよく聞くけど、実際どれくらい押さえてるの?
10~12キロくらいかな
え!!!??
おっぱいに10キロの力がかけられることなんて実生活でないよね。
そんな大変な検査をする技師は、
マンモグラフィについて色んな勉強をして、
なるべく検査を受けてくれる方の負担を減らせるように、
日々努力しています。
マンモグラフィを上手に受けるコツ
マンモグラフィを上手に受ける時のコツは、
ずばり、肩の力を抜くこと。
上半身裸になって、機械の前に立たされて、
今からどんなことされるんだろう。
考えるだけで緊張しますよね。
分かります。
緊張すると体に力が入ってしまいます。
そこで、肩の力を抜いてみてください。
肩の力を抜くだけで痛みが和らぎます。
嘘っぽいですよね。でも、本当なんです。
何も考えずに検査を受けると
緊張して肩に力が入ってしまいます。
なので、意識して力を抜いてみてほしいんです。
緊張して肩に力が入ってると、
押さえた時に余計痛く感じます。
理屈はわかったけど、
その状況でどうやって力を抜けと??
そうですよね。
力を抜けと言われても、検査で自分の名前を呼ばれたら、
一気に緊張してしまう。
力の抜き方わかりません!って、
あなたのためにポイントを伝授。
緊張したら体に力が入ります。
そして、痛いのが嫌だと思ったら、
息を止める人がいます。
それらは、逆効果です。
まず、検査室に入ったら、技師に向かって、
『緊張しますー』と、笑いながら言ってみましょう。
声を出して、笑うことで、緊張がほぐれます。
そして、実際に押さえられる瞬間は
息を『ふーーーっ』と吐いてみましょう。
息を吐くことで筋肉もゆるみますし、
息を吐きながら息を止めることもできませんからね。
撮影しにくい人ってどんな人?
それは胸が大きいとか小さいとかではありません。
では、どんな人でしょうか。
撮影しにくい方、それは、
1、技師の説明を聞かない人
2、技師の説明通りに動いてくれない人
これは、すでにマンモグラフィを受けたことがある人に多いです。
私、知ってるわよ。こうするんでしょ。
次はここに腕を上げるんでしょ。
みたいな感じで、良かれと思って
次々に動いてくれる方がいます。
これは非常にやりにくいです。
間違っていることもありますし、
こちらのペースも順番もありますので、
ぜひ、指示をしっかり聞いて
そのように動いてもらえると助かります。
痛い人と痛くない人がいるの??
実際に撮影をしていると、
めちゃくちゃ痛がる方と、
思ったよりマシだったと言われる方がいます。
あくまで私、個人の感想としては、
胸の柔らかさが関わっていると思います。
もちろん、生理前で胸が張っているときは痛いんですが、
そうじゃなくても、もともと胸の柔らかい方は
思ったよりマシだったって言われる傾向にあります。
おっぱいはそれぞれ大きさも
乳腺組織の量も人それぞれです。
しかし、大きさや乳腺組織の量は
痛みには関係ないです(と思います)。
私は小さいから痛いんだ。
私は胸が大きいから痛いんです。
それぞれおっしゃいますが、
大きさは関係ありません。
胸がないんですけど挟めますか?
たとえ小さくても問題ありません。
マンモグラフィは乳腺と周りの脂肪、
そして、大胸筋をきっちり挟んで撮影します。
おっぱいだけを挟むのではないので安心してください。
数は少ないですが、
男性のマンモグラフィを撮影することもあります。
私は胸が小さいから受けないでおこうとは考えないで下さいね。
胸を見られるのが恥ずかしい。
そりゃそうです。よくわかります。
でも、撮影する技師は何人も何人も撮影していますし、
比べたりもしていませんので、安心してください。
しいていえば、
斜めからの撮影を何度くらいの角度で撮ろうかなと考えます。
そして、素早く診断価値の高い写真を撮るぞと思っています。
マンモグラフィは痛みもあるし、
上半身も脱がないといけない検査です。
でも、大事な検査なので、
力を抜くことだけを考えて
マンモグラフィに立ち向かってみてください!
応援しています。
ちなみに、マンモグラフィの検査終了後に、
今回は痛くなかったわ。と言われることがあります。
撮影技師としてはとても嬉しい一言です。
マンモグラフィの撮影技術はもちろん必要ですが、
受検者の方とコミュニケーションをとり
いかに緊張をといてあげれるかが決め手だと思っています。
それには、受ける方の協力が必要不可欠です。
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