レントゲンの撮影室はX線が常に出ていて危険??

放射線技師

あなたはレントゲンの撮影室って怖いですか?

レントゲン=X線って、

目に見えないし、よく知らないから怖い。

ってことあると思うんです。

 

診療放射線技師のきいるかが

レントゲンに関するちょっとした疑問に、さくっとお答えします。

 

[st-kaiwa2]ずっとレントゲンの部屋にいて大丈夫?[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1 r] え?何の問題があるの?[/st-kaiwa1]

 

レントゲンの部屋はずっとX線が出ているの?

出ていません!!

 

レントゲンやCTの撮影室入り口に、

照射中ってライトがついているの見たことありますか?

あれがついてると、X線が出っ放しだと思ってる方もいるかもしれませんね。

 

でも、あれは、CTやX線発生装置の電源を入れると点灯します

なので、点灯しているからといって

X線が出ているわけではありませんのでご心配なく。

例え、扉が開いたままだとしても問題ありません。

 

新人看護師さんで、撮影が必要な患者さんを

車いすで連れてくると同時にすぐに離れたり、

撮影中にカーテンの後ろに隠れたりすることがあります。

 

それ、全く意味ないです。

そもそも、その間に我々、放射線技師が立って撮影していますよね。

どんな危険な仕事なんだ。。。って話です。

レントゲンはどれくらい空気中に残りますか??

いや、残りませんよ!!!

撮影ボタンを押して、『ピー』と音が鳴っている時だけX線が出ます。

スイッチから手を離せば止まります。

空気中に浮遊するものではありません

 

レントゲンを出すボタンも2段階スイッチになっています。

誰かが間違ってボタンに当たって、X線が出ていたなんてこともないです。

 

CT検査も同じです。

 

昔、昼休みに検査台の上で昼寝をしていた技師を見かけました。

それはそれでどーなの??って感じですが。。。

 

スマホの電源切った方が良いですか??

撮影室に入ると、『スマホの電源を切った方が良いですか?』

って聞かれることがあります。

 

電源は別に切らなくても大丈夫です。

機械に影響もでないし、スマホに影響もありません。

スマホをポケットに入れたまま仕事をしている技師もいるくらいです。

 

ただ、MRI室は別です。

検査室にスマホを持ち込むと壊れると思います。

 

財布を持ち込んでしまったら最後、強力な磁場によって

カード類は全て壊れると思ってください。

正直に言うと、

本体の丸い穴の開いた部分に近づいたら壊れるって感じです。

丸い穴の部分を中心に強力な磁場が発生しています。

一瞬、部屋に足を踏み入れたってだけではセーフなことが多いです。

 

患者移動のため急いでヘルプに入るとき、ポケットに入れていた

院内PHSを間違って持って入ってしまうことがあります。

そんなときも本体近くに行かなかったらセーフです。

気付いたら時点で慌てて持って出ますけどね(笑)

 

[st-minihukidashi webicon=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#3F51B5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 -6px”]結論[/st-minihukidashi]

[st-cmemo webicon=”st-svg-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]

レントゲンの撮影室は怖くもないし、

危険でもありませんので安心してくださいね。

[/st-cmemo]

 

レントゲンとX線の違いについてはこちらをどうぞ。

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