突然、父が死んだ日-1- スマホを見なかったあの時間に・・・

ライフ

父が亡くなってから数か月が経ちました。

ようやく少しずつ気持ちを整理できるようになってきたので、ここに書き残そうと思います。

妹からの一本の電話

父が死んだと妹から連絡がきた。

いつもはすぐ気づくところにあるスマホはその時だけ充電していて、

父と一緒に住んでいた母からの何度も入っていた連絡に気づかなかった。

家族からの電話に良いものはない。

病院で見たもの

雪が降るほど寒い日に家族で病院に向かった。

電話越しになく妹の声を聞いても、電車に乗る私にも涙はない。

驚くほど全く感情がなかった。

病院に着くと、母は一人小さく椅子に向かって泣き崩れていた。

そのすぐ横で、警察が執拗に状況を聞き取りしている。

喋るのもままならない母に向かって

細かく、事細かく、何度も、何度も。

「なんて嫌な仕事なんだ」

悲しませてあげてよ。泣かせてあげてよ。

こっちは悲しみに浸る時間さえ奪われる。悔しさと怒りが込み上げてきた。

会えない父と長い待ち時間

家のお風呂で倒れた父は救急車で受け入れてくれる病院を探して運ばれた。

でも、息を引き取ったのだ。

私達家族と妹家族が到着しても父には会わせてもらえない。

警察が先。どれだけ待たせるのだろう。

その間、警察と母は自宅に向かい現場検証。

それが終わって、病院に戻ってきた母とともにやっと父に会うことが出来た。

私が病院に着いて4時間はゆうに超えていた。

冷たく変わり果てた父がそこにはいた。

死んだらこんなに冷たくなるんだ。

夜中の手続きと動き出す準備

急に運ばれた父は搬送先の病院では死亡届を書いてもらえなかった。

もうど深夜。一旦、警察署に運ばれて、次の日に警察署の契約医師?に

死体検案書というのを書いてもらうことになった。

家で死ぬということ。こういうことなんだ。

葬儀の手配と予想外の混雑

これから、どう動けば良いのか全くわからない。

とりあえず、自宅に戻った母は家の近くの斎場に夜中の内に電話して葬儀場を押さえた。

ギリギリ空いていたようだ。一本電話が遅ければ、1週間後しか空いてなかったそうだ。

そんなに多いなんて私は知らなかった。

 

何もかもが突然で、思考も感情も追いつかないまま。

父がいないという現実さえ全く実感できない。

今から何をどーしたら良いんだろう。。。

 

※次回:「父の死と葬儀の準備」へ続きます。

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