あなたは胃透視したことありますか??
検査したことはないけどだいたいわかるって
人も多いんじゃないでしょうか。
そうです、バリウムを飲んでする検査です。
検査したことがある方はご存じでしょうが、
あの、バリウムを飲むのがしんどいんですよね。
ん?どういうこと?って思ったあなた。
そんなあなたのために
放射線技師のきいるかが胃透視について
サクッとご説明いたします。
そして、実際に経験して感じたこともお伝えします。
胃透視検査とは?
まず、胃透視とはバリウムを胃の表面に
うすーく広げて胃の病変を見つけるX線検査です。
バリウムを広げるために台の上を
右向いたり、左向いたり、1回転したりします。
見やすくするために胃の中を空っぽにし、
胃を膨らませて大きくして検査をします。
表面の病気の部分は、固くなっているので
胃を膨らませたとしても伸びないんです。
そんな胃のヒダが伸びていない場所を見つけるのがこの検査です。
他には、ポリープがあると薄く広げたバリウムの中に
丸くポコッと染まっていない部分が出てきます。
胃透視の検査の流れ
検査の流れとしては、
①発泡剤を飲む
②バリウムを飲む
③検査を受ける
④バリウムを体外に出す
になります。
時間にすると5分くらいですね。
では、それぞれ見ていきましょう。
①発泡剤を飲む
これは普段縮んでいる胃を大きく拡げて、
病気を見つけやすくするためです。
この発泡剤は胃を膨らますだけあって、
ゲップをしたくなります。
でも、ここでゲップをしてしまうと、
胃が萎んでしまうので検査が終わるまで我慢しないといけません。
胃透視検査の辛いのは
このゲップを我慢しないといけない事だと思います。
実際に飲んでみた感想は、口に含むとシュワシュワして炭酸みたい?
そして、飲み込むと、お腹が張ってすぐに苦しいって感じです。
②バリウムを飲む
胃の粘膜表面のヒダにバリウムを広げてX線で評価するためです。
このバリウムの量も思ったより多いんですよね。
でもこれを頑張って飲んでもらいます。
飲んだバリウムはどんどん胃から流れ出ていってしまうので、
飲んだ後は時間との勝負です。
実際のバリウムの味は?
美味しいとは言えないけど、まずくもないって感じでした。
ヨーグルト風味って感じですね。
味はさておき、この量全部飲まないといけませんか?って思いました。
③ 検査を受ける
胃全体をバリウムを広げて見ていきます。
バリウムが溜まりすぎていると、表面が見えないので、
1度のせてどけることで、
薄く広げたタイミングで写真を撮っていきます。
そのため、何回も台の上で回転してもらうことになります。
発送剤とバリウムで苦しいのに
何でこんなにしんどいことさせるんだ!!
って疑問の回答がこれです。
ちなみに、回転はバリウムが腸に流れにくいよう
右回転でお願いすることが多いです。
でも!中には緊張してるのか、
台の上ででんぐり返りをした方がいたそうで
担当技師は大慌てしたみたいです。
病院で受けるバリウム検査をする透視台は水平な台です。
私が実際に受けた検診車での
バリウム検査の透視台は半円型と言いますか、
台が弧の字になっていました。
病院ではない色んな動きをしていました。
本当にしっかり手で手すりを持っておかないと
振り落とされるんじゃないかと思ってしまいました。
何か遊園地のアトラクションのような感じさえしました。
④下剤を飲む
胃透視検査終了後は下剤を飲んでもらいます。
バリウムを体外にだすまでがこの胃透視検査です。
なるべく早くバリウムを体外に出す必要があります。
早くバリウムを出してしまわないと、
体内で固まってしまいます。
なので、水分をたくさん撮って
白いうんちを早く出してしまってくださいね。
実際に、普段目にすることのない白い便が出ました。
なんとなくお分かり頂けましたか?
以上、
胃透視検査をざっくり説明させて頂きました。
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