MRI検査はうるさい？なんであんな大きな音するの？

あなたはMRI検査受けたことありますか？

ガガガガッとびっくりするくらい大きな音がします。

ドラマ　ラジエーションハウスではMRI装置の

大きな音は表現されていなかったですね。

私は、よく工事現場みたいな音がすると表現するのですが、

実際に検査を受けた友人は、

爆音のロック会場にいるのかと思ったと表現していました　笑

MRI検査を受けたことがある方や、

MRI検査中の検査室の前を通ったことのある方はわかると思うんですが

本当にうるさいんです。

でも、なぜあんな大きな音がするのでしょうか？

簡単にご説明します。

簡単に言うと、MRIは、

強い磁場とラジオ波の作用によって

人体の細胞や組織の中にある水分の量を読み取って画像化しています。

装置の丸い筒の中にはコイルが巻いてあります。

大きな磁石の中にあるそのコイル（傾斜磁場コイル）に

電流を流すと磁力が発生します。

フレミング左手の法則を思い出してみてください！

青い矢印の磁界がある状態の中で、緑の電流を流すと

赤の力（磁力）が発生しますよね。

この磁力が装置のコイルを伸ばしたり、

縮めたりして振動させてしまいます。

この振動する音が大きな騒音となります。

検査中は磁場を発生させるためのスイッチの

オンオフを高速で何度も繰り返します。

このため様々な騒音が、連続で聞こえます。

この電磁力は静磁場強度と電流の大きさに比例するので、

高磁場装置ほど騒音は大きくなります。

MRIの大きな音は原理によるものなので、

防ぎようがありません。

どうりで、無音のMRI装置が出てこないわけです。

つまり、新しい最新の装置だから静かになるわけではないってことですね。

どうですか？

なんとなくお分かりいただけましたでしょうか？

もし、病院に行く機会があれば、

MRI検査室の前を通ってみてください。

廊下にも響き渡るくらい大きな音がしているのが

おわかりいただけると思います。

MRIとCTの違いについてはこちらをどうぞ

[st-cmemo webicon=”st-svg-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]MRIの大きな音の原因はコイルが振動する音[/st-cmemo]