レントゲンとMRIの違いって?簡単に教えて☆

放射線技師

病院で受ける大きな装置の画像検査。

MRIやCT、レントゲンなど、写真を撮るにも色々な検査がありますよね。

どの検査も体の画像を得ることのできる検査です。

 

 

腰が痛くて検査したんだけど、レントゲンとMRIってどう違うの?

明確な違いがあるよ

レントゲンとMRIってどう違うのという疑問に

診療放射線技師のきいるかがサクッとご説明いたします。

 

レントゲンとMRI

・レントゲンは、X線で撮影する平面の写真で、

整形領域では、骨を評価する検査方法です。

 

・MRIは、断層写真で、骨だけでなく筋や腱など、

軟部組織がよく分かります。

 

診断能の違い

腰痛で整形外科を受診したとします。

レントゲンでは、骨の異常や、骨のずれがないかどうかがわかります。

MRIでは、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などがわかります。

 

被ばくの有無

レントゲンは被ばくする。

MRIは被ばくしない。

 

診療放射線技師が日頃、携わっている検査を

2つのグループに分けてみました。

 

 グループA

レントゲン、CT、マンモグラフィ、

透視、血管造影、パノラマ撮影(歯科)

 

グループB

MRI、エコー

 

あなたは違い分かりますか?

答えは、

X線を使っているかどうか

つまり、

被ばくする検査かどうかです。

 

グループAは全てX線を用いて検査していますので、

被ばくします。

 

グループBはX線を用いない検査になりますので、

どれだけ時間がかかろうと被ばくはしません。

 

表にまとめてみました。

被ばくあり 被ばくなし
トゲン

CT

マンモグラフィ

透視

血管造影

パノラマ撮影(歯科)

MRI

エコー

 

診療放射線技師が携わる画像検査の中にも

被ばくするものと被ばくしないものがあるんですね。

 

整形領域において、                       レントゲンは骨をみる検査(被ばくあり)            MRIは軟部組織をみる検査(被ばくなし)

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