マンモグラフィは「怖い」「痛い」と言われることが多い検査です。
実際に、検査前に
「痛いって聞いていて…」と不安そうに来られる方も少なくありません。
でも、その“怖さ”は本当に痛みだけが理由なのでしょうか。
この記事では、これまでに多くのマンモグラフィを担当してきた診療放射線技師の立場から、
「怖い」と感じる本当の理由と、少しでも安心して受けるためのポイントをお伝えします。
マンモグラフィで一番緊張する瞬間
どの検査でもそうですが、
多くの方が一番緊張するのは「名前を呼ばれる瞬間」です。
これから何をされるのか分からない不安。
ちゃんとできるかな、という緊張。
その緊張の中で検査が始まること自体が、
怖さにつながっていることもあります。
マンモグラフィが怖いのは「痛み」だけではない
もちろん、圧迫による痛みはあります。
普段感じない刺激で、逃げることもできません。
ただ、それ以上に大きいのが「分からないこと」です。
・何をされるのか分からない
・どれくらい続くのか分からない
・ちゃんとできているのか分からない
こうした不安が重なることで、
「怖い」という気持ちが強くなります。
周りの「痛いよ」という声が不安を大きくする
「すごく痛いよ」
「もう二度とやりたくない」
こうした声を聞いて、
検査前から強い不安を感じている方も多いです。
まだ体験していない段階でイメージが膨らみ、
怖さが大きくなってしまうこともあります。
胸というデリケートな部位だからこその不安
胸はとてもデリケートな部位です。
見られること、触れられることに対して、
抵抗や恥ずかしさを感じるのは自然なことです。
この気持ちも、マンモグラフィを
「怖い」と感じる理由のひとつです。
実はとても難しい「圧迫のバランス」
マンモグラフィでは、適切な強さで圧迫することが重要です。
弱すぎると画像がぼやけてしまい、
正確な診断につながりません。
一方で、強すぎると負担が大きくなります。
そのため、一人ひとりに合わせて調整する必要があり、
実はとても繊細な検査です。
技師の関わり方で感じ方は変わる
これまでに多くのマンモグラフィを担当してきて感じるのは、
関わり方によって、感じ方は変わる
ということです。
・何をするのか分かりやすく伝える
・不安そうな様子に気づいて声をかける
・必要以上に怖がらせない
こうした関わりで、
安心して受けていただけることがあります。

少し楽に受けるためのポイント
検査中は、
・息をゆっくり吐く(息をとめない)
・肩の力を抜く
これだけでも、
感じる痛みがやわらぐことがあります。
また、分からないことや不安があれば、
遠慮なく聞いてください。
まとめ
マンモグラフィの「怖さ」の正体
マンモグラフィが怖い理由は、
・痛み
・分からないこと
・不安
・恥ずかしさ
これらが重なっていることが多いです。
最後に
検査そのものをなくすことはできません。
でも、その時間の感じ方は変えられると思っています。
「思っていたより大丈夫だった」
そう感じていただける検査を目指しています。
不安なことがあれば、いつでも声をかけてくださいね。

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