検査時間の長いMRIを上手に受けるコツとは?

放射線技師

あなたはMRI検査って知ってますか?

受けたことありますか?

 

MRIは正式名称を磁気共鳴画像っていいます。

レントゲンやCT検査のように被ばくはしません。

でも、ちょっと、時間がかかる検査です。

撮影が始まってから終わるまで短くても10〜15分くらいは動いたらダメです。

 

長い検査時間なのに、動くことも許されないのか。

大丈夫かな。途中、ちょっと動いてしまうかも。

こんな方におすすめ

  • 今度、MRI検査を受けることになった。
  • 過去に、MRI検査を受けてことがあるが、何回か撮り直しをされた。

MRIを受ける時のちょっとした簡単なコツをお伝えいたします。

 

なんでそんなに時間がかかるの?

答えは、同じ部位を何度も撮影するから。

 

MRIでは、一つの撮影部位に対し、

数種類の画像を撮影します。

そして、見る方向を変えてまた、数種類撮影します。

 

水を強調した画像を撮ったり、

脂肪を抑制した画像を撮ったり。

それらの同じ部位の画像をみくらべて、

診断をします。

 

そして、その一つ一つの撮影も、1~3分、

又は、それ以上の時間がかかります。

 

一つの撮影の1~3分の間は絶対に動いてはいけません。

撮影の途中で動いてしまったら、1から撮り直しになります。

 

 

 

 

例えば、Aという種類の全部で2分の撮影をするとします。

そうすると、もし、1分30秒まではじっとしていたのですが、

その後、くしゃみをして動いてしまった。

 

はい、Aという撮影は1から撮り直しです。

じゃ、1分30秒のところからスタートして撮ります。

ってのが、できません。

 

こんな感じでそれぞれの画像を撮影していきます。

 

そして、MRIは撮影部位によって、

使用するコイル(受信機)が変わります。

 

よって、撮影台に横になって、

検査中に動かないでくださいね。

と、すぐに撮影できないのです。

 

検査台に横になってもらって、撮影部位にコイルをセットして、

装置の大きな輪の中に検査台を入れて撮影を開始します。

なので、検査を始めるための準備にも少し時間がかかります。

 

長い検査を乗り切るコツは?

長い検査を乗り切るコツは、

検査の準備段階での不快感を取り除いておくことです。

我慢しないこと。

ちょっと寒い

何かか当たっていて痛い

このままでは動きそうで不安

最近横になると腰が痛い

この体勢はちょっとしんどい

不安だから自分のハンカチを持って検査に挑みたい

 

これくらい我慢できるかなと、我慢せずに、

位置合わせの撮影準備段階で、遠慮なく担当の技師に伝えてください。

 

我慢して、検査の途中に、

検査前に言えなかったんですけど、やっぱり、、、。

と言われる方が、色々と問題が出てくる可能性があります。

 

気になることは、撮影が始まるまでに、

伝えて改善して検査に臨んでください。

 

MRI検査の準備段階での不快感を確実に取り除いて検査に挑むこと。 決して我慢しないこと。

コメント

タイトルとURLをコピーしました