あなたはドラマ『ラジエーションハウス』観てましたか??
面白かったですよね。
まさか放射線技師がメインになるドラマができるなんて
思ってもみなかったです。
これをみたら、診療放射線技師の仕事内容も
少しはわかったんではないでしょうか。
ドラマを見て、
放射線技師に興味を持ってくれる人がいたらいいなぁ。
ドラマ『ラジエーションハウス』の技師の人数や
設定人物像など私の職場とよく似ていたなぁ。
と、いうことで、面白かったドラマ『ラジハ』と、
実際の現場に違いはあるんでしょうか。
中堅放射線技師のきいるかがさくっと教えちゃいます。
ドラマ ラジエーションハウスとの違い
技師全員が一人の患者さんの撮影に集まることはまずない
メインとなる患者さんの検査の時には、技師たちがCTなりMRIなり、
治療なりに集まっていましたが、実際の現場ではまずないです。
ドラマのような撮影室の配置の病院があったら、
ドラマのようになるのかな。
いや、ならないな、きっと。
実際の現場では、それぞれ担当の装置にわかれ、
時間に追われながら撮影をしていくことになります。
その、担当装置によって予約の入り方に差もあったりして、
他の検査は終わっているのに、MRIだけはずっと検査をし続けている。
技師あるあるです。うちの病院だけではないはず。
ということで、装置によっても予約はバラバラで、
お昼休みも交代で食べる状況なので
皆で並んでお昼ご飯を食べることもない
ですね。残念ながら。
そして、現在はコロナ禍ということもあって
飲食中は会話も禁止になっています。
患者さんのお見送りに皆で駆けつけることもない
です。このへんはドラマですね。
もし、実際にできたなら素敵なことです。
どうなんだ??と医師に向かって聞くことはない
これは、言葉遣いとう意味ではありません。
撮影した画像の異常所見は、放射線技師も気付きます。
いえ、気付かないといけません。
気付いたうえで、追加撮影をしたり、追加画像を作成したりし、
医師の見落としが無いように工夫します。
『ここがおかしいんですけど、なんでしょう。』ではなく、
『なにかあるの?』と聞く技師がいたとしたら完全な勉強不足でしょう。
放射線技師は画像のプロです。
病名まではわからなくとも、異常所見はわかるよう皆努力しています。
これだけは知っていてほしいなと思いました。
実際はわかりにくい病変など異常所見を見落として、
後でレポートを見て気づくこともあります。
日々、勉強ですね。。。
ドラマ『ラジエーションハウス』は音楽も良かったし、
本当に良いドラマでしたので、
ご覧になっていない方はぜひ観てみてくださいね。
そして、放射線技師のことを知ってもらえると嬉しいです。
以上、ドラマ『ラジエーションハウス』と実際の現場の違いについてでした。
コメント