認定技師って??診療放射線技師になってからの分かれ道

放射線技師

診療放射線技師に見事合格した!!

就職も決まった!!

あ~良かった。

 

放射線技師になったら目標達成!おめでとう!

ではないんです。

 

国家試験に受かって放射線技師として働けたらそれでOKでしょ?

いや、そうでもないんだよね

診療放射線技師として働きだしてからの技師は少しずつ分かれていきます。

 

仕事時間は働いて、定時になったら帰る技師。

仕事時間が終わっても、残って、

実験を行ったり、自己研鑽に励む技師。

 

どちらの技師も同じ診療放射線技師で、同じ給料です。

あなたはどちらの技師に撮影してもらいたいですか。

 

勉強会や学会などに積極的に参加して毎日頑張っている技師もいます。

その一方、

そんなに頑張らなくても仕事をこなすことはできます。

 

頑張ってもいいし、楽することもできる。

それが放射線技師です。

 

認定制度

診療放射線技師の中にも色々な認定制度というものがあります。

  • X線CT認定技師
  • X線CT専門技師
  • 肺がんCT検診認定技師
  • 血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師
  • 救急撮影認定技師
  • 医用画像情報専門技師
  • 検診マンモグラフィ撮影認定技師
  • 核医学専門技師
  • 放射線治療専門技師
  • 胃がん検診専門技師
  • 胃がん検診専門技師による読影補助認定技師
  • 医療情報技師
  • 磁気共鳴(MR)専門技術者
  • 血管診療技師
  • 大腸CT専門技師
  • 超音波検査士

など。私の病院には3つの認定・専門技師がいます。

 

それぞれ認定によって詳細は異なりますが、

学会に所属したり、勉強会に出席してポイントをためたりします。

 

なかには、実務経験3年以上などの、

受験資格がもうけられているものもあります。

 

他にも、画像の提出があったり、

受験資格を得るための書類審査があったりします。

それらをクリアしたうえで、試験を受けて、

合格することで、

はれて認定技師や専門技師になることが出来ます。

 

しかし、認定技師や専門技師も試験に合格して終わりではなくて、

それぞれ数年に1度更新があります。

 

これがけっこう大変なんです。

試験も難しいんですが、

一つではなく複数の認定を取ると、

更新時期が重なったりして、まぁ大変。

 

私のように、出産・育休で休むとその分、

勉強会で貯めないといけないポイントが貯めにくかったり、

提出しないといけない画像の用意が間に合わないなど、

色々問題も出てきます。

 

出産育児休暇取得中の方は、

1年期限を猶予します、とかあるんですが、

1年延びても、時短勤務で毎日

バタバタの中での試験勉強は難しい。

 

そして、ポイント取得のための勉強会への参加。

平日、19時からの勉強会は絶対に行けないし、

休日の勉強会参加も厳しかったりします。

いや、仕事するだけの男性は良いなとつくづく思います。

 

コロナが蔓延しだして、現地で行っていた勉強会が、

ウェブ上で参加する勉強会(ウェビナー)になったことで、

私みたいな技師はだいぶ助かっているはずです。

現在、育休中の私も、CTの認定技師の更新講習会と

更新試験は今回ウェブで受けることが出来ました

コロナが無かったら、更新できなかったかもしれません。

マンモグラフィの認定の更新試験も迫っているから、

結構しんどいですね。

 

って言っても、毎回、同じような試験じゃないの?

と思いましたよね?

 

基礎や原理など臨床以外にもすごく

細かいところが試験に出るんです。

 

5年も経つと細かいところは忘れてしまうし、

毎回、1から勉強しなおしです。。。

 

マンモグラフィ検査を受ける人も痛くて大変だと思いますが、

撮る側の試験もすごく大変なんです。

 

話は戻りますが、この学会に所属するのに

かかる費用も講習代も試験代も

けっこう良いお値段するんですが、

すべて自腹です。

 

そして、お給料が上がることもありません。

(費用を出してくれたり、給料に反映してくれる

病院もあるかもしれませんが。)

 

この現実をどう受け止めるかですね。

 

勉強会や学会での発表

積極的に勉強会に参加したり、

主催者側に回って忙しくしている技師もいます。

 

研究して、論文を書いたり、学会発表する技師もいます。

大学病院などは特に多いんではないかなと思います。

本当に技師それぞれです。

 

ちなみに、私は人前に立つのは絶対にNGってことで、

発表は1度たりともしたことありません。

私のような発表嫌いの技師でも、問題なく働くことはできます。

 

人前で発表したりできる人、本当に心の底から尊敬しています。

ただ、こっちに力を入れて、本来の業務をおざなりにしてしまうと

本末転倒になるので注意は必要です。

 
どれだけ頑張っても、                       どれだけ楽しても放射線技師としては働いていける

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