MRIとCTの違いって?簡単に教えて☆

放射線技師

こんにちは、きいるかです。

あなたは、MRIとCTの違いわかりますか??

同じような大きな装置で、同じような写真が撮れるのですが

どっちがどっちかわからなくなることありますよね。

[st-kaiwa2]この前CT検査を受けたけど、すっごい音がうるさかった。[/st-kaiwa2]

[st-kaiwa1 r]きっとそれはMRIですね[/st-kaiwa1]

こんな方におすすめ

  • MRIとCTってどう違うの?
  • 自分が受けたことある検査がMRIかCTかわからない
  • 今度、人間ドックを受ける

 

中堅の放射線技師のアベニールがどこよりも簡単に

見分けるコツをサクッとお教えします。

 

MRIとCTの違い

MRIとCTのわかりやすい違いを表にまとめてみます。

MRI CT
検査時間が長い

撮影中、工事現場のように大きな音がする

被ばくしない

検査室自体に金属のものを持ち込めない

造影剤を使わなくても血管の撮影ができる

検査時間が短い

大きな音はしない

被ばくする

撮影部位に金属が無ければOK

造影剤を使わないと血管の撮影ができない

以上、

あなたが受けた検査がどちらだったか、わかりましたか?

 

MRIって?

MRIは、検査中にガンガンと大きな音がします。

一度受けたら忘れないんじゃないかなと思います。

それくらい衝撃的に大きな音です。

 

だいぶ音の静かな装置も出てきていますが、

撮影の仕組み上、大きな音が出るのは仕方ありません。

(音の原因についてはこちらをお読みください)

 

検査は音対策のため、耳栓やヘッドフォンをして受けることになります。

そして、検査時間が短くても15~20分はかかります。

放射線を用いない検査なので、どれだけ受けても被ばくはしません。

 

絶対に検査室には金属を持って入ってはいけません

MRIは非常に強い磁場を用いて、人の体を画像化します。

検査室自体が大きな大きな磁石になっていると思って下さい。

 

間違って、空気ボンベなんて持って入ってしまったら、、、

死亡事故です。

あなたが思っている以上の磁力です。

 

CTって?

CT検査は撮影時間が短いです。

技術もどんどん進歩していて10~15秒ほど息を止めるだけで、

あごの下から骨盤の下まで撮影することが出来ます。

 

その撮影中の画像をリアルタイムでモニタ上に確認することが出来ます

すごいです。

その1度の息止めの中で何百枚という画像ができます。

 

そして、その画像データに、ちょっと手を加えるだけで

身体の輪切り画像や前から見た画像、横から見た画像。

内臓が見える画像や、骨を見たりなど、色んな画像を作り出すことが出来ます。

そして、そして、3D画像も作ることが出来るんです。

 

すごくないですか??

1回10~15秒ほど、息を止めるだけで撮影が終了し、

後から色んな画像を作ることができるんです。

(ちなみに、MRIでも後から画像を作れる撮影法がありますが時間がかかります。)

 

面白いですよ。

医療の進歩って本当にすごいと思います。

救急車で運ばれてきた患者さんも

短時間で撮影することが出来ます。

 

CTについての記事はこちらをどうぞ

 

MRIとCTってどっちがいいの??

どちらがいいとかはありません。

それぞれメリットもデメリットもあります。

MRIか。CTか。

それは、検査したい部位や、疾患によって、最適な検査に振り分けています。

装置として、どちらが良くて、どちらが悪いとかはありませんので

安心して検査に臨んでくださいね。

 

[st-minihukidashi webicon=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#3F51B5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 -6px”]結論[/st-minihukidashi]

[st-cmemo webicon=”st-svg-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]

MRI→検査が長い、音が大きい、被ばくしない

CT  →検査は一瞬、後から色んな画像を作れる、被ばくする

[/st-cmemo]

 

 

 

 

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